プロの矜持 [社会]
my challenger's log Ⅱ 2冊目
皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。
my challenger's log 一冊目は、
こちら
http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/
より閲覧願います。
スマホの将棋対局室持込禁止の衝撃
引用記事全文
http://www.sankei.com/column/news/161009/clm1610090004-n1.html
[時代の流れ」の中で、変遷し、失われてゆくものがある。しかし歴史とともに、輝きを増す明治の偉人たちもいる。
時代に淘汰されず、洗礼され、生き残るものがある。法隆寺の骨格をなす千年の古木は、千年の風雪を耐え生き続ける。
将棋や囲碁のソフト(人工知能)が人間を超えることはない、と思いたい。
勝負において、人間は、震え、間違える。気合を入れる、という高貴なる精神もある。この精神のプログラムを人工知能に組み込むことは至難の技だ。
人間は、自由な多様性を持つ。しかし人工知能が進化し、フェイスブック等が拡散を続ければ、その脅威は、個人及びその情報が、一瞬に全世界を駆け巡ることになる。思想信条の自由を疎外化し、情報の操作を通じ、巨大組織が、世界を、没個性、統一化という危険な方向へ導きかねない。
サマセットモームは、「人生は無意味だ」と言った。これはシニカルな箴言である。人生ほど面白く感動的なものはない。
囲碁、将棋などは、プロ棋士たちが一生を賭けても、解明できないほど奥が深い。
勝負の大局を制するのは、最終的に、運である。持ち時間を使い果たし、秒読みの中で指す一手で勝負が決まる。これを「指運」と言う
一秒で、その後の人生が決まる「指運」を制する「運」を、無駄に使ってはいけない、と言うのは、将棋の、谷川九段である。
運の総量は各人みな同じ。最後の一手に、運が残るように、日ごろから訓練せねばならないという。
勝負を制するのは、「勢いと流れ」である。戦いの前後にある勢い、そして戦いのさなかにある流れを、うまく自分のほうへ引き寄せることだ。
このあたりのバランスがちぐはぐだと、勝負には勝てない。平常心を持ち続けられるかどうかである。
勝負の大半は、自滅だという真理である。自分に勝たねば、相手には勝てない。
日ごろの研鑽が、一瞬の判断と直観を導く。人生が、深淵たる所以であろうか。
かって、投資家、ジムロジャースが、村上龍に、「龍よ遠くに行け」と言ったことがある。
坂本龍馬が、桂浜から、大海の向こうの大局を見たように、人生の大局や夢を矜持をもって追い続けたいものである。
参考図書
何故かジャズ されどジャズ
ナイス、コメント欄は閉じております。ご了解下さるようお願いいたします。
前記事があります。「運」は動いた人に届く。よろしければどうぞ。
http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/2015-06-03
皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。
my challenger's log 一冊目は、
こちら
http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/
より閲覧願います。
スマホの将棋対局室持込禁止の衝撃
実力制第4代名人の升田幸三に「新手一生」の言葉がある。誰も指したことのない手を指し名を残せ、と。愛棋家としては「時代の流れ」とうなずくまい。プロの矜持(きょうじ)を思えば不毛な規定と映るのだが、いかがか。
引用記事全文
http://www.sankei.com/column/news/161009/clm1610090004-n1.html
[時代の流れ」の中で、変遷し、失われてゆくものがある。しかし歴史とともに、輝きを増す明治の偉人たちもいる。
時代に淘汰されず、洗礼され、生き残るものがある。法隆寺の骨格をなす千年の古木は、千年の風雪を耐え生き続ける。
将棋や囲碁のソフト(人工知能)が人間を超えることはない、と思いたい。
勝負において、人間は、震え、間違える。気合を入れる、という高貴なる精神もある。この精神のプログラムを人工知能に組み込むことは至難の技だ。
人間は、自由な多様性を持つ。しかし人工知能が進化し、フェイスブック等が拡散を続ければ、その脅威は、個人及びその情報が、一瞬に全世界を駆け巡ることになる。思想信条の自由を疎外化し、情報の操作を通じ、巨大組織が、世界を、没個性、統一化という危険な方向へ導きかねない。
サマセットモームは、「人生は無意味だ」と言った。これはシニカルな箴言である。人生ほど面白く感動的なものはない。
囲碁、将棋などは、プロ棋士たちが一生を賭けても、解明できないほど奥が深い。
勝負の大局を制するのは、最終的に、運である。持ち時間を使い果たし、秒読みの中で指す一手で勝負が決まる。これを「指運」と言う
一秒で、その後の人生が決まる「指運」を制する「運」を、無駄に使ってはいけない、と言うのは、将棋の、谷川九段である。
運の総量は各人みな同じ。最後の一手に、運が残るように、日ごろから訓練せねばならないという。
勝負を制するのは、「勢いと流れ」である。戦いの前後にある勢い、そして戦いのさなかにある流れを、うまく自分のほうへ引き寄せることだ。
このあたりのバランスがちぐはぐだと、勝負には勝てない。平常心を持ち続けられるかどうかである。
勝負の大半は、自滅だという真理である。自分に勝たねば、相手には勝てない。
日ごろの研鑽が、一瞬の判断と直観を導く。人生が、深淵たる所以であろうか。
かって、投資家、ジムロジャースが、村上龍に、「龍よ遠くに行け」と言ったことがある。
坂本龍馬が、桂浜から、大海の向こうの大局を見たように、人生の大局や夢を矜持をもって追い続けたいものである。
参考図書
勝運をつかむ | |
谷川浩司 井山裕太 致知出版社 2014-05-13 売り上げランキング : 116207 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
幸運と不運には法則がある (講談社+α新書) | |
宮永博史 講談社 2012-05-20 売り上げランキング : 210393 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
勝負 (中公文庫) | |
升田 幸三 中央公論新社 2002-09 売り上げランキング : 97793 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
将棋棋士の名言100―勝負師たちの覚悟・戦略・思考 | |
後藤 元気 出版芸術社 2012-11 売り上げランキング : 512125 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何故かジャズ されどジャズ
ハーフ・ノートのウエス・モンゴメリーとウイントン・ケリー | |
ウェス・モンゴメリー ウェス・モンゴメリー&ウィントン・ケリー ユニバーサル ミュージック 2014-10-07 売り上げランキング : 31409 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ナイス、コメント欄は閉じております。ご了解下さるようお願いいたします。
前記事があります。「運」は動いた人に届く。よろしければどうぞ。
http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/2015-06-03
2016-10-11 16:02
トラックバック(0)