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正義を司る神、阿修羅 [社会]

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 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。


 インド神話、天界の神、「阿修羅は正義を司る神」と言われますが、帝釈天との確執で、あまり正義ばかりに固執するので、天界から追放されたと言います。

 阿修羅(アスラ)と帝釈天(インドラ)との争いが行われたとされる場所を修羅場(しゅらば)と
言います。


 今年は戦後75年、節目の年である。1945/9/02には、降伏文書調印、翌46年には、東京裁判が開かれた。


 「東京裁判」は、事実ではありますが、その事実が、真実か、正義かは定かではありません。

 偏向なき、ゆるぎなき立ち位置を以って、相手にもある正義を見極めねばなりません。

 「東京裁判」は、国際法違反との、パール判事の見解をはじめ多くの批判があります。

 在日50年の英国人ジャーナリスト、ヘンリー・S・スコット氏の「戦争犯罪国はアメリカだった」(ハート出版)で、「私は日本国民が、東京裁判の虚妄に目覚め、史実と正義の声を上げてくれることに、期待している。

 日本人が、、そう思わないことには、日本の名誉が回復されることは無い」、平和ボケ、能天気な日本人への警鐘かもしれません。

 あの三島由紀夫事件を軸足に、鋭い指摘です。三島事件は、山本周五郎「樅の木は残った」で、逆臣の汚名を着て死んでゆく主人公の狂言の匂いがします。


 東京裁判が見せた正義の多様性は、相手や、他者や、隣人への思いやりの精神を身に着けるための哲学の問題かも知れません。

 正義の多様性は、人間の命に与えられた、選択の自由と不条理と言う問題に突き当たります。


 マイケル・サンデル、「これからの正こ義の話をしよう」の中で、「アフガニスタンのヤギ飼い」の話がある。

 「特殊部隊が、山岳地帯の偵察中、ヤギ飼いの少年に出会う。このまま解放すれば、部隊の存在を通報される危険がある。民間の少年だということで、少年を解放するが、その後、部隊はタリバンに急襲され全滅する」

 丸腰の少年を殺すことが正義なのか!答えは容易には見つからない。


 大局を見る、と言うことがあります。囲碁や将棋では、この大局観が勝負を分けます。

 特殊部隊の任務遂行という大局的見地から言えば、少年は解放すべきではない。しかし、それが正義にはならない。

 道徳のジレンマの葛藤を超えるのは、大局的勇気とでもいうのであろうか。


 歴代在位最長、安倍首相、健康上の理由から、退陣表明である。

 憲法改正、道半ばでの無念の退陣である。

 自衛隊の名誉のため、憲法を改正し、違憲の自衛隊という汚名返上願いたかった。現行憲法は、自衛権を認めている。自衛隊は、自衛のための戦力で、決して違憲ではない。

 この自明の理が進まないのは、何故なのだろうか。理を突き抜けた決断が求められる。

 為政者の命がけの覚悟と肚の座り方が求められる。

 安倍政権は、国民の負託に応えられなくなったという。命を削るような選択と決断の連続なのであろう。

 お疲れさまでした。健康を回復し、三度、復帰されるようご健闘を祈ります。



参考図書

戦争犯罪国はアメリカだった! 英国人ジャーナリストが明かす東京裁判70年の虚妄 [ ヘンリー・スコット・ストークス ]

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