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思考の体温、念ずれば花ひらく。 [社会]

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 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。



 思考には、体温がある、という。

 明日に賭ける前向きの人は、思考の体温が高く、後悔が多い後ろ向きの人は、思考の体温が低い。

 志が高く、大きな夢を持つ人は、思考を含めて人間全体の体温が高い。包容力のある温かみのある、面倒見の良い人である。


 「明日、世界が滅びるとしても
 今日、あなたは リンゴの木を植える」

 開高健 お気に入りの言葉である。まさに体温の高い言葉であろうか。出典のオリジナルは、東欧の詩人、ゲオルグ。


 今日を生きて、明日に賭ける。 (2013-12 投稿記事、一部再掲)

 人生には、間違いなく使命と任務がある筈、大きな志を全うする使命がある筈だと気づいて欲しい。

 そのためには、人生の出来るだけ早い時期、幼少時に、良き師、良き本に巡り合うことだ。

 良き師は、親であり、学校の先生であり、時には、その道の達人、師匠であったりする。

 長いようで、人生は短い。大きな夢と志を抱き、あふれる想いで、自分を、そして人生を信じることが、自らと、社会、そして世界を豊かにする。

 精一杯、今日を生きることから始めよう。

 例えば、一局の将棋には、序盤、中盤、終盤とそれぞれの局面で戦い方が違う。序盤は構想力、中盤は駒の損得、終盤は損得より、王を詰ますスピードが最優先だ。
 
 将棋にも、人生にも戦い方、勝負所がある。 将棋では、乾坤一擲、意表の勝負手を、鬼手という。
   
 勝機と大局を見据え、進むべき方向を誤らないようにしたい。

 「明日、世界が滅びるとしても
 今日、あなたは リンゴの木を植える」

  開高健記念館には、開高健の自筆の、この言葉がある。

 

  明日、地球が滅びるとも、君は今日、林檎の木を植える、とされる。

 開高健は、よほどこの言葉がお気に入りであったようだ。

 生前、頼まれて、レストラン、居酒屋などの色紙・額などに、この言葉を書くことが多かった。「あなた」は、時として、「君」になったという。

 石原慎太郎氏も、機会あるごとに、この言葉のオリジナルを引用する。明日への志を持ち続けるために、と言う。

 開高健記念館に、この言葉の自筆原稿が展示されているのは、この言葉が、開高健その人の生きた証であったのかも知れない。

 我々も、限りある命を超えて、明日に託す祈りを込めたメッセージとして受け止めたい。祈りが受け継がれれば、この言葉は一層輝くに違いない。

 人生には、自分が思ったことしか起きないという。坂村真民氏に「念ずれば花ひらく」の詩がある。

 念ずれば花ひらく

 念ずれば 
 花ひらく
 苦しいとき
 母がいつも口にしていた
 このことばを
 わたしもいつのころからか
 となえるようになった
 そうしてそのたび
 わたしの花がふしぎと
 ひとつひとつ
 ひらいていった

 坂村真民さんは、「念ずれば花ひらく」を、八字、十音の言霊と言った。まさに熱い体温の思考である。

 

 参考
 開高健記念館ホームページ
 http://kaiko.jp/kinenkan/


参考図書


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