今、この瞬間を生きる『而今(にこん)』 [社会]
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『而今(にこん)』 禅語である。
「今この瞬間」は二度と戻らない。今、生きている現実は、この瞬間しかない。「今」この瞬間を大切に、丁寧に生きねばならない、という教えである。
「徒然草」第百八段に、「寸陰惜しむ人なし、これよく知れるか、おろかなるか」がある。
ちょっとの時間を惜しむ人はいない。「時、人を待たず」をよく知っている人なのか、惜しむことを知らない愚かな人なのか。ちょっとの間を無為、無策に過ごし、これがずっと続けば、命が終わる時が立ちどころにやってくるであろう、という戒めに続く。
時間の矢は、過去、現在、未来へと、一方向にしか流れない。時間は、止まることはないので、この一瞬、一瞬を大切に生きねばならない。
矢沢永吉の歌に「時間よ止まれ」があるが、夢か現か、時間が止まればいいなと思う時があるが、停滞は進歩なき死である。
時間を止めて、巻き戻すことは出来ない。ここに、厳然と、熱力学第2法則の不可逆性が立ちはだかる。
熱は熱い方から、冷たい方へ流れる。冷たい方から熱い方へは流れない。雪だるまが溶けてなくなる理屈であるという。
この温度差がなくなるよう、この拡散のエントロピーは常に最大の方向へ動く。
「エントロピーとは、乱雑さ(ランダムさ)を表す尺度である」という。
雪だるまが溶けてなくなる時が、熱力学的平衡状態になり、エントロピー最大となり、終焉する。形あるものが、なくなる時、命が終わる時である。
この不可逆性が時間をも支配する。秩序あるものは秩序なき方へ、形あるものは、時を経て崩壊する。人の命、すべての生物もこの定めの中にあるが、ある一定期間、命が続く限り、エントロピー排除の方向へ動く。
『「生命とは、(熱力学的学的平衡を超えた)動的平衡にある流れである」「(生命の)秩序は、守られるために絶え間なく壊されなければならない」』 福岡伸一 「生物と無生物のあいだ」
わかりやすく言えば、人間は、負のエントロピーを食べて、老化に抗しているという。
しかし、宇宙の絶対原理、あの「エントロピー増大の法則」を回避することは出来ない。命には限りがある。
宇宙から頂いた命、自然や隣人から生かされている命、そのために、よりよく生きねばならない。
人生は長いようで短い。「今何をすべきか」をよく考え、無為、無策、怠惰に、時を過ごさぬよう勇気と夢をもって、揺るぎなき前進をしたい。
参考図書
2019-01-20 12:52
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春遠からじ、新しき年に向かって! [社会]
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新年明けましておめでとうございます。
新しき年が、平和と共存の稔り豊かな年であるよう祈ります。
皆様方、本年もお元気で、ご健闘されることを期待いたします。
本年もよろしくお願いいたします。
「冬来たりりなば、春遠からじ」、新しき希望の年でありたい。
人間、歳を重ねることによって、失うものもあるが、年輪のごとく、身につくものもある。
自然や宇宙の仕組みが、おぼろげながら見えてくる。
自分が、自然や他者によって生かされていることに気付くようになる。
人間は、本源的に、「貢献」、「奉仕」の精神を備えている。他者に尽くすことによって、豊かな人生が開けてくる。
「節度」を以った人間は、「得」ではなく「徳」を積むことで豊かになる。自らのためでなく、他者に奉仕することによって、信を問はずとも、信を一身に受けることになるのであろう。
「衣食足りて礼節を知る」
「礼」は、自らは謙虚に、自然や他者を敬う、「節」は、やはり「足るを知る節度を持つこと」、そして、他者に尽くし与えることで豊かになるのかも知れない。
今回のみ、Nice欄は閉じてあります。
投稿記事は前記事、 「災、生き延びる叡智」の閲覧をお願い致します。
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人間、歳を重ねることによって、失うものもあるが、年輪のごとく、身につくものもある。
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人間は、本源的に、「貢献」、「奉仕」の精神を備えている。他者に尽くすことによって、豊かな人生が開けてくる。
「節度」を以った人間は、「得」ではなく「徳」を積むことで豊かになる。自らのためでなく、他者に奉仕することによって、信を問はずとも、信を一身に受けることになるのであろう。
「衣食足りて礼節を知る」
「礼」は、自らは謙虚に、自然や他者を敬う、「節」は、やはり「足るを知る節度を持つこと」、そして、他者に尽くし与えることで豊かになるのかも知れない。
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2019-01-04 12:15