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女は男の子守唄 [社会]

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 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。 




タイトルは、真如会主催、宝仙短期大学教授、紀野一義氏(仏教学者、宗教家)の大乗仏教入門のタイトルである。

「男は、厳しく、激しく丸太ん棒のごとくあれ、女は、やさしく、深く、あたたかく、限りなく赦すひとであれ」と言う。

 男は、ガキ大将がいい。子分を集め、天下を取るという大きな夢を持つのがいい。

 母の背中で子守唄を聴き、広く、大きく、深い心を以って育てば、大きな人生が約束される。

 しかし、何と言っても、あのハンフリー・ボガードのタフガイさがいい。

 この男の匂いには、子守唄の香りは似合わないのかもしれない。


 2008/5/29 投稿記事再掲

ボギー賛歌再び

 レイモンドチャンドラーが描く、ハードボイルド小説の中に
登場する私立探偵、フィリップマーロウがつぶやく名セリフ
がある。

「男はタフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ
生きている資格がない」

 チャンドラーのオリジナルは、「ハードでなければ生きていけない、ジェントルでなければ生きていく気にもなれない」ということらしい。

 女性は気品高く、男性は紳士であれ、と言うことか。

こんなキザなセリフとトレンチコートがお似合いのスターが、ハンフリーボガードである。

「俺はこんな男だが狂った世界を黙って見ちゃいられない
そのうち君にもわかるさ 君の瞳に乾杯」

 映画「カサブランカ」の空港でのラストシーンで、リックがイルザ
を説得するこれもキザなセリフである。

「Cheers! Looking at you, kids.」 こんなセリフをさらりと
言ってのけたボギーに乾杯!


 男の孤独感と哀愁を漂わせたボギーと若き清廉バーグマンの
魅力あふれる一作であった。主題歌、As time goes by は、
ビリーホリデイなどが歌うジャズのスタンダードナンバーである。

 映画「カサブランカ」はハリウッド映画史100年の中で常に
トップスリーに入る、第二次大戦下の愛と反戦のラブストーリー。


 ハンフリー・ボガード、この人の墓石には、

 ”俺に用がある時は口笛を吹いてくれ”
 
  と書かれているという。


 こんなキザな墓碑銘が似合いの男、ボギーよ、永遠に!である。

 ところが、である。 これが嘘だというのだ。


  都筑道夫氏によれば、「ボガードの愛妻ローレン・バコールが、
ボギーからプレゼントされた純金製の呼子笛を、涙ながらに骨壺
に収めた話が誤り伝えられたものだという。

 呼子笛には「何か用があったら、これを吹くだけでいいのよ」の
文字が刻まれていたというが、それが、くだんの墓碑銘にすりかえ
られたのがことの次第だそうだ」 (かっこ内、矢野誠一 人生読本
落語版 より抜粋)

 問うなかれ、嘘であれ、これほどボギーにふさわしい墓碑銘は
ないであろうに。

 ”俺に用がある時は口笛を吹いてくれ” 

 愛すべきボギーのために、どなたかこの墓碑銘を刻んだ
モニュメントを建立する殊勝な方はいらっしゃらないだろうか。


参考図書詳細

フィリップマーロウの名セリフが入った一冊


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感想(2件)








youtube 動画 子守唄

https://youtu.be/x8cFdZyWOOs

https://youtu.be/une4_l14MJI

https://youtu.be/uWlkTpt9YYE



⁽blockquote          >


 家庭はいつの時代も人間形成の場 日本子守唄協会理事長・西舘好子
 
家事を親子が伝え合い、先祖や神仏から命への畏敬や生死を学び、世代を超えて暮らし、地域と助け合いながら暮らす。そんな中に「孤立」とか「無縁」という言葉はなかったはずだ。

 
子を産み、家庭を作りたいという女子学生たちがキラキラ目を輝かせながら夢を持っているうちに国も子育ての教育や整備に予算を当てるべきだし、老人は生きた生活の知恵や体験を伝授すべきではないだろうか。未来のある人たちのために生きるという使命こそ老人の優しさと仕事である。

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/column/news/141213/clm1412130007-n1.html

 かって、中島みゆきは、自らを、子守唄(こまもり唄)の歌い手と言い、ララバイ(子守唄)の輪廻転生を唄った。

  西舘好子、日本子守唄協会理事長は、「家庭はいつの時代も人間形成の場」であり、「子守唄は母親より祖母に歌われた記憶が多い」と言う。

 母の背中で聞いた子守唄が、その後の子供の成長や人生を左右し、豊かな情緒を育む。

 四季折々の花に触れながら、花や緑の美しさ、生命や個性の大切さについて考えてもらう「花育」活動が、全国各地で盛んに行われていると聞く。


 「 花育とは、花を教材に生命や個性について、子供などに考えてもらう活動」を指し、教育的な要素を盛り込んでいる。

 また花も動物などと同じように生きていることを実感してもらうことで、命の大切さも訴えたり、他人の思いを察することにもつながる体験型教育の要素も盛り込んでいるのが特徴である」 (Wikipediaより)


 問題は歌う母親にある。歌うことで心が冷静になり、わが子への慈しみの気持ちがわいてくるという。その子守唄は女の専売特許、人類の発生以来、さまざまに形を変えて今に歌い継がれてきた。 


 五木の子守唄から、中島みゆきの心守歌まで、母の生きざまや感性を込めた子守唄は、大人になってもその深いところで波打っている。

 逆境で踏ん張れる力を与えてくれるのも母の子守唄なのかもしれない。 
 
 
 立ち居振る舞い、話し方や言葉使いまで優雅な人がいる。男でも女でもとびきりの笑顔を持ち、どことなく品性がにじみ出る人がいる。母親のぬくもりを受け継いでいるのかもしれない。

 何不自由なく育ってきたのだろうか、どことなく鷹揚な雰囲気が漂う。この人の周りに人が集まる。面倒見がいい。ガキ大将であったのだろうか。ガキ大将が将来を背負う人間に育つ確率は高い。
 

 命の大切さを教えるには、言葉が大切で、赤ちゃんが最初に聴く母の言葉が子守唄であってほしい。

 近頃の子供達の心は殺伐として、言葉をもたない。

 情緒やボキャブラリーが貧弱なのだ。 「うそ、ほんと、まじ、かわいい」、このくらいの言葉で、ほとんどの会話が成立する。人間が薄っぺらになり、豊かな情緒や感性が失われてゆく。さらにひどいのは、ラ抜き言葉だ。

 最近は「やばい」がまかり通る。もともと、やくざが使う隠語なのだ。 言葉の乱れは、品性が疑われる。「たしなみ」などはどこへ行ったのだろう。


 母の背中で子守唄を聴きながら育った赤ちゃんは、母の手の中ですやすやと眠り、人を信じる心が養われて行くという。

 花育の心と心守歌のぬくもりが、人間を信じる心と、人に尽くす心となって、「孤立」や「無縁」のない協調の社会が広がることを願う。 


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