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自然体、そして不動心。 [囲碁、将棋]

my challenger's log Ⅱ 2冊目

 皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


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 たどり来ていまだ山麓

 産経抄
 https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20190609/0001.html


 「たどり来ていまだ山麓」実力性第四代名人の言葉だという。

 「新手一生」を掲げ、名人になっても、自分は未だ将棋がわからないと言った。

 「道」を究めるものは、常に、道半ばであるのであろうか。

 昔の剣豪たちは、禅にその拠り所を求めた。京都、妙心寺では、宮本武蔵、柳生新陰流無刀流 柳生石舟斎等々が禅の修業に努めた。 

  「寂然不動心」(禅語)である

 「本来心は確固として動かないものではなく、自在に変化し自由に動くところにある」 「石門文字禅」より。

 軸芯だけは動かないしなやかな心は、揺れ動きながらも、大局を見極める柔軟さを持つ。


 「敵は我にあり」、勝ちを意識した瞬間から、自滅の道へ転がり込むのであろう。

 大勝負を制するのは、常に穏やかたる平常心、自然体から離れないことである。

 勝負に負けるのは、悠然と構える穏やかたるゆとりを忘れ、指し手が乱れ、自滅の終局へ向かうためである。

 勝ちを呼び込むのは、無心無欲、自然体で、大局観と一手のしのぎを読み切った不動心であるのかもしれない。
 

 Amazon創業者が説く、人生における「才能と選択」
 
「賢さは生まれついての才能ですが、優しさは自分で選ぶべき選択です。生まれついての才能は、努力を必要としない反面、生きていく中で選択をするということには、努力が必要です。才能は私たちを傲慢(ごうまん)にし、自分の才能にうぬぼれると正しい選択をすることができなくなります」

 引用記事全文
 http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1602/24/news030.html

 最近のAI囲碁、将棋ソフトは、長足の進歩を遂げ、人間と互角以上に戦う。特に若手棋士たちは、皆このAIソフトで学習し、定石に捉われない斬新な読みと大局観を吸収する。

 人工知能、恐るべし、何処まで行くのだろうか。

 将棋の藤井聡太7段は、自然体と謙虚さを併せ持つ稀代の若者であろうか。幕末の剣豪たちが、一生をかけて、剣禅一致の奥義と自然体を極めるべく格闘したが、若くしてこの自然体を身に着けているのは驚嘆に値する。

 林修氏がよく言う、塾にもいかず、しゃかりきに勉強もせず、東大に一発で合格する「自頭の良さ」は、生まれ持った頭の良さである。

 悲しいかな、我々凡人には、この頭はない。

 才能は、環境で花開くと言う。子供のころから将棋に熱中し、特に詰将棋への傾倒はすさまじく、これこそ、好きこそものの上手なれと、自頭の良さではないだろうか。


 勝負は、時の運と言い、負けの99%は、自滅だという。これを乗り越えるのが、自然体、平常心であろうか。

「敵は我にあり」、まず自分との戦いに勝たねばならない。

 勝負には、ある流れがある。藤井6段は、この流れをうまくつかむことが上手い。攻めと守り、受けのバランスが抜群に良い。

 終盤の苛酷な秒読みの中で、最善の攻防手を見極めるのは、至難の業だ。雑念や欲がよぎり、正常な判断が難しくなる。不断の努力と無欲の平常心が、局面の読みを左右する。

 第66期王座戦二次予選、 対糸谷8段戦、この難解な局面で、糸谷8段の2七角成に対し、馬を取らずに、5九金と受けた手が、後の先、馬取りの攻め手になっている。受けが攻めに転ずる渾身の一手である。

 勝ちを見極め、相手に手を渡すのは、相当な覚悟が必要だ。この決断と大局観が凄い。

 これこそ、まさに後の先、局面の勝ちを見極めた、鬼手ではなかろうか。この手を境に、藤井六段が見事な寄せで、勝ち切った。

 鬼手、相手の意表を突く鋭い狙いを秘めた指し手。かって升田名人が、将棋解説でよく使っていた。
自身も、「新手一生」を掲げ、鋭い狙いの手を指した。

 まさに、才能と平常心が融合した、見事な勝利ではなかろうか。

 升田名人は言う。「将棋は一手違い、人生も一手違い」、全局を見る大局観が勝負を制する。

 藤井聡太、棋士より前に、勝負師として彼の人間形成は、ずば抜けてバランス感覚が良い。公式戦で、羽生、森内、佐藤天彦、康光等々、現役名人及び名人経験者を破った実力は恐るべき高校1年生生である。

 藤井聡太は、詰め将棋に秀で、桂馬の使い方が上手い。升田名人は、詰め将棋と角使いの名手であった。

 超難問揃いの詰将棋解答選手権、藤井聡太六段が唯一の全問正解で四連覇!
 引用記事全文
 https://www.youtube.com/watch?v=ACH01uw-k_s


 youtube  動画再生 第66期王座戦二次予選、対糸谷8段戦 
  https://youtu.be/6NymKb2odag

  
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自然体が放つた鬼手 [囲碁、将棋]

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「賢さは生まれついての才能ですが、優しさは自分で選ぶべき選択です。生まれついての才能は、努力を必要としない反面、生きていく中で選択をするということには、努力が必要です。才能は私たちを傲慢(ごうまん)にし、自分の才能にうぬぼれると正しい選択をすることができなくなります」

 引用記事全文
 http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1602/24/news030.html

 最近のAI囲碁、将棋ソフトは、長足の進歩を遂げ、人間と互角以上に戦う。特に若手棋士たちは、皆このAIソフトで学習し、定石に捉われない斬新な読みと大局観を吸収する。

 人工知能、恐るべし、何処まで行くのだろうか。

 将棋の藤井聡太6段は、自然体と謙虚さを併せ持つ稀代の若者であろうか。幕末の剣豪たちが、一生をかけて、剣禅一致の奥義と自然体を極めるべく格闘したが、若くしてこの自然体を身に着けているのは驚嘆に値する。

 林修氏がよく言う、塾にもいかず、しゃかりきに勉強もせず、東大に一発で合格する「自頭の良さ」は、生まれ持った頭の良さである。

 悲しいかな、我々凡人には、この頭はない。

 才能は、環境で花開くと言う。子供のころから将棋に熱中し、特に詰将棋への傾倒はすさまじく、これこそ、好きこそものの上手なれと、自頭の良さではないだろうか。


 勝負は、時の運と言い、負けの99%は、自滅だという。これを乗り越えるのが、自然体、平常心であろうか。

「敵は我にあり」、まず自分との戦いに勝たねばならない。

 勝負には、ある流れがある。藤井6段は、この流れをうまくつかむことが上手い。攻めと守り、受けのバランスが抜群に良い。

 終盤の苛酷な秒読みの中で、最善の攻防手を見極めるのは、至難の業だ。雑念や欲がよぎり、正常な判断が難しくなる。不断の努力と無欲の平常心が、局面の読みを左右する。

 第66期王座戦二次予選、 対糸谷8段戦、この難解な局面で、糸谷8段の2七角成に対し、馬を取らずに、5九金と受けた手が、後の先、馬取りの攻め手になっている。受けが攻めに転ずる渾身の一手である。

 勝ちを見極め、相手に手を渡すのは、相当な覚悟が必要だ。この決断と大局観が凄い。

 これこそ、まさに後の先、局面の勝ちを見極めた、鬼手ではなかろうか。この手を境に、藤井六段が見事な寄せで、勝ち切った。

 鬼手、相手の意表を突く鋭い狙いを秘めた指し手。かって升田名人が、将棋解説でよく使っていた。
自身も、「新手一生」を掲げ、鋭い狙いの手を指した。

 まさに、才能と平常心が融合した、見事な勝利ではなかろうか。

 藤井聡太、棋士より前に、勝負師として彼の人間形成は、ずば抜けてバランス感覚が良い。公式戦で、羽生、森内、佐藤天彦、康光等々、現役名人及び名人経験者を破った実力は恐るべき高校1年生生である。


 超難問揃いの詰将棋解答選手権、藤井聡太六段が唯一の全問正解で四連覇!
 引用記事全文
 https://www.youtube.com/watch?v=ACH01uw-k_s


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https://youtu.be/6NymKb2odag




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