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目には目を [社会]

my challenger's log Ⅱ 2冊目

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 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。


 将棋、加藤 一二三九段は、現在76歳、現役最年長、棋界最古参棋士だという。

 1954年、史上最年少、史上初の中学生棋士となり、18歳でA級八段となり、「1分将棋の神様」、「神武以来の天才騎士」と呼ばれた。勝敗は、2013年3月時点で、1309勝1100敗となった。

 最近の第87期棋聖戦、2次予選では、屋敷九段と戦い、終盤の競り合いで、手順前後のミスを犯し敗退した。

 しかし、屋敷九段は、終盤、「少し指せそうな展開でしたが、実際には難解だったので、加藤先生の大局観の明るさを体感出来ました。局後の感想戦でもいろいろと教わり、貴重な一局となりました」と言った。

 私が、最も印象に残っている対局は、1982年の第40期名人戦、中原名人に挑戦、3勝3敗、1持将棋、2千日手の最終局で、終盤、秒読みの激闘を制し、念願の名人位を獲得した将棋である。

 加藤棋士は、この秒読み最後の勝ちの一手を「指運」と言った。まさに、「読み」を超えた、神のみぞ知る一手であった。

 加藤棋士は、勝負師にしては珍しい、クリスチャンである。対局場に入室するときには、讃美歌を歌いながら入ると聞く。厳しい勝負に耐える精神は、どこから生まれるのだろうか。


 「人は神様から愛されているから存在する、何より人間としてのゆとりが生まれます。勝負師というのはガチガチに固くなっては勝てない」と言う。

 戦うクリスチャンなのだろうか。

 さもありなん、旧約聖書には、「目には目を」という記述があるという。キリスト教は、14~5世紀頃からスペイン、ポルトガルを先峰として世界制覇を目論んで行った。

 しかし新約聖書では、「左の頬を打たれたら、右の頬も差し出しなさい」と、復讐を戒める言葉を説いた。


 右手に銃、左手に聖書をもって、アジアや南アメリカ大陸等の金、銀、財宝を略奪、侵略、植民地化して行った歴史がある。キリスト教の一側面である。

 しかし、勝負の世界で生き残るためには、米長邦夫九段流に、勝利の女神にほほ笑んでもらい、さわやかに勝たねばならない。 そのためには、将棋を愛し、真剣勝負へのひたむきさが必要だと言う。



 ナイス、コメント欄は閉じております。御了解下さるようお願い致します。


参考図書

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