上善は水の如し [社会]
my challenger's log Ⅱ 2冊目
皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。
my challenger's log 一冊目は、
こちら
http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/
より閲覧願います。
老子の道徳経8章に、「上善は水のごとし」とある。
上善は水の若(ごと)し。水は善(よ)く万物を利して争わず、衆人の悪(にく)む所に処(お)る、故に道に幾(ちか)し。
「水は方円の器に従う」ともいう。
孔子の韓非子に「人君為る者は猶盂のごときなり。民は猶水のごときなり。盂方なれば水方に、盂圜なれば水圜なり」
水は高いところから、低いところへ、変幻自在にかたちを変え流れる。万物を利して争わずという。
中国の先人たちが説いた「道」の姿である。
勝負事の鉄則は、流れの中に無心に身を置くことである。流れに逆らわず身を任せながら、チャンスをうかがう。或いは、ねばって逆境を跳ね返す。
勝負において、相手をねじ伏せようとするのは、相当の力量を必要とする」。相撲など格闘技をよく見ていると、相手の力をうまく利用して勝っている。負けるほうは、ほとんど力みすぎで、自滅している。
まさに無心の水の流れである。白鳳がよく言う、「勝つ相撲はとらない」である。
人生、人の道は長い。争いで自滅することなきよう心がけたい。
人間や生物の身体の中にも、水やリンパの流れがある。それが「自然治癒力」であるにつながる。
人類生誕から数十億年にわたり脈々と流れ続けている「サーカディアンリズム」であるという。
夜更かしはダメ、12時前には就寝しなさい、とよく言われる。
人間の身体は、太陽が出ると起きて、日が沈むと寝て、休息をとるようできているようだ。
このリズムが狂うと、悪しきウイルスを攻撃する「リンパ球」の流れとバランスが崩れ病気になると聞く。
「サーカディアンリズム」とは概日リズム、すなわち一日24時間の体内時計のことである。
体内時計の狂いは、朝起きて朝日にあたることで、リセットされるという。人の体の60兆個の細胞が活性化されるとも言います。
『「タオ(道)とは、この宇宙という大自然を秩序あらしめ『「タオ=道」、その大自然の秩序を支え、持続している原理ともいうべきものである」
老子の「無為自然」の思想の中核をなすのは、「上善は水の如し」という、タオに近い水のようなあり方だという。
「上善は水の如し、水は善く万物を利して争わず、衆人の悪(にくむ)む所に処(お)る。故に道に幾(ちか)し。
老子は、水はよく万物を潤して育てながら高きより低きに流れて先を競い争うことはしない。多くの人々が嫌う低湿の地にその身を置いて流れる。この水のありさまが、無限に道の在り方に近い、という』
『』内「タオ=道」の思想』講談社現代新書より引用
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老子の道徳経8章に、「上善は水のごとし」とある。
上善は水の若(ごと)し。水は善(よ)く万物を利して争わず、衆人の悪(にく)む所に処(お)る、故に道に幾(ちか)し。
「水は方円の器に従う」ともいう。
孔子の韓非子に「人君為る者は猶盂のごときなり。民は猶水のごときなり。盂方なれば水方に、盂圜なれば水圜なり」
水は高いところから、低いところへ、変幻自在にかたちを変え流れる。万物を利して争わずという。
中国の先人たちが説いた「道」の姿である。
勝負事の鉄則は、流れの中に無心に身を置くことである。流れに逆らわず身を任せながら、チャンスをうかがう。或いは、ねばって逆境を跳ね返す。
勝負において、相手をねじ伏せようとするのは、相当の力量を必要とする」。相撲など格闘技をよく見ていると、相手の力をうまく利用して勝っている。負けるほうは、ほとんど力みすぎで、自滅している。
まさに無心の水の流れである。白鳳がよく言う、「勝つ相撲はとらない」である。
人生、人の道は長い。争いで自滅することなきよう心がけたい。
人間や生物の身体の中にも、水やリンパの流れがある。それが「自然治癒力」であるにつながる。
人類生誕から数十億年にわたり脈々と流れ続けている「サーカディアンリズム」であるという。
夜更かしはダメ、12時前には就寝しなさい、とよく言われる。
人間の身体は、太陽が出ると起きて、日が沈むと寝て、休息をとるようできているようだ。
このリズムが狂うと、悪しきウイルスを攻撃する「リンパ球」の流れとバランスが崩れ病気になると聞く。
「サーカディアンリズム」とは概日リズム、すなわち一日24時間の体内時計のことである。
体内時計の狂いは、朝起きて朝日にあたることで、リセットされるという。人の体の60兆個の細胞が活性化されるとも言います。
『「タオ(道)とは、この宇宙という大自然を秩序あらしめ『「タオ=道」、その大自然の秩序を支え、持続している原理ともいうべきものである」
老子の「無為自然」の思想の中核をなすのは、「上善は水の如し」という、タオに近い水のようなあり方だという。
「上善は水の如し、水は善く万物を利して争わず、衆人の悪(にくむ)む所に処(お)る。故に道に幾(ちか)し。
老子は、水はよく万物を潤して育てながら高きより低きに流れて先を競い争うことはしない。多くの人々が嫌う低湿の地にその身を置いて流れる。この水のありさまが、無限に道の在り方に近い、という』
『』内「タオ=道」の思想』講談社現代新書より引用