SSブログ
前の5件 | -

落ち葉の科学 [宇宙]

皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。


 落ち葉が落ちるのも、リンゴが落ちるのも、ニュートン力学や、一般相対性原理の法則によります。

 徒然草では、「木の葉の落つるも、まず落ちて芽ぐむにはあらず、下より萌しつはるに絶えずして落つるなり」とあります。

 落葉樹の葉の再生は、葉があるうちに、その下から新芽が兆し膨らんでくるため、芽が伸び押し上げる力により、古い葉は落ちるという。

 「見えるものは、見えないものにつながっている」見えないものを見る洞察力や、感受性が必要なのだ。

 例えば、風は見えないけれど、頬に当たる風で感じ取ることが出きる。

 風を読む、良い風が吹く、等々、見えないものを感じ取る直観力のようなものが必要だ。


 沈丁花の春の香りが去って、桜の季節、草木染の桜染めの彩色に感動する。


 桜の花のピンク色は花が咲く前年の9月頃、木の樹皮の中で生成が始まるという。

 翌年、花が咲く直前のつぼみをつけた小枝を集め、窯で煮詰めて抽出液を作る。最初はオレンジ、ベージュ、ピンク色の混合液で、これを2~3ヶ月煮詰めてピンク色のエキスを抽出して行くという。


 桜の花の種は小鳥達がついばんだ種が大地に芽吹き、幹や樹皮に蓄えられたピンク色が花をピンクに染めるが、花を煮出してもピンク色の草木染は出来ないという。

 自然界の生成の仕組には驚嘆すべきものがある。

 草木染の超一級、第一人者、志村ふくみさんは、「一色一生」の中で言う。

 「本当のものは、見えるものの奥にあって、物や形にとどめておくことの出来ない領域のもの、海や空の青さもまたそういう領域のものなのでしょう」

 志村ふくみさんの、仕事への取組み、向き合い方は、天性の洞察力に満ち溢れている。

 藍染のかめの内部の様相、染め上げの色合いの神秘には、目を見張るものがある。藍染は日本女性の高貴さに似合うという。


 参考図書詳細

 

一色一生 現代日本のエッセイ (講談社文芸文庫) [ 志村 ふくみ ]

価格:1,265円
(2021/6/13 12:56時点)
感想(2件)







nice!(51) 
共通テーマ:日記・雑感

虚空よく物を容る [社会]

皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。


 虚空よく物を容る

 徒然草、第2百35段にある言葉である。「だからこそすべての物が中に入る」

 呼吸は、吐いて吸う、である。肺が空でないと、空気は吸えない。

 同様に、頭が空でないと新しい考えは入ってこない。雑念、邪念、妄想等々が一杯だと、それ以上想念の出入りはできない。心が常に無心でないと、新鮮な発想はできない。

 禅語に「もの思わざるは、仏の稽古なり」がある。無心であることが、徳を積むことになるという教えである。

 無心とは、一つのことに、一心不乱に取り組むことである。囲碁将棋で、直観的に手が見えるのは、この無心の境地である。この直観は、90%正解だという。研鑚、経験と才能の賜物だという。

 囲碁将棋の大勝負で、秒読みの中で、繰り出す一手が勝敗を分ける。指運の一手という。

 この勝利の女神の微笑みを手にするのが、米永棋聖のよく言っていた、常日頃の、謙虚さと笑いであると言う。

 年とともに、広角で物を見られなくなる。頭や心が、過去の古びた役立たずの想念で一杯だからである。

 頭も身体も、常にフレッシュに、空にしておかないと、錆びついてくる。新鮮な空気と考えで、細胞をリセットする必要がある。

 しなやかに、柔軟に、自在に対応できるよう、心身共に空の状態にあることが、まさに「虚空よく物を容る」であろうか。


 「茶碗とは何もない部分のことである」。老子の「道徳経」の中にある言葉だと聞く。

 何もないから御飯が入る、言いえて妙です。

 囲碁、将棋や、剣道に、無心の一手があります。一心不乱に、無心で出した一手に、会心の一手があります。

 この直観とひらめきの一手は、邪念、雑念がないまっさらな境地から生まれるものです。

 勝利の女神は、謙虚さと微笑みを持った人に味方します。米永邦夫棋聖は、この「機嫌のいい人に運気が寄ってくる」と言います。


 子供のころに習った、 ドイツの詩人、ツェーザル・フライシュレン の「くちびるに歌を持て」の詩の一節を思い出す。

 勇気を失うな。

 くちびるに歌を持て。

 心に太陽をて持て。

  
 日本の薩摩には400年続く郷中教育がある。

 負けるな。

 噓を言うな。

 弱いものをいじめるな。

 コロナに負けないように、日々、しなやかに、ときめきの心をもって過ごしたいものです。




  


     

nice!(219) 
共通テーマ:日記・雑感

道(タオ)とは何か [社会]

 皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。


 老子は、宇宙や自然界の秩序を司るものを、道(タオ)と言った。

 人の生きる規範、道しるべを、道というのかもしれない。

 剣道、柔道、棋道(囲碁、将棋)、あるいは、武士道等々に、それぞれ、道がある。それぞれの原理、原則であろうか。野村監督流に言えば、野球道もその範疇になる。

 囲碁、将棋には、棋理に反する手というものがある。勝敗を左右するのは、棋理に反する手を打った者が負ける。

 米永邦夫棋聖は、勝利の女神がほほ笑むのは、ひたむきさと微笑みであると言った。

 将棋の木村名人は、名人は、羽目を外すのがいい、と言った。人生や、囲碁、将棋との間合いを保つうえで、遊び心が必要な時があるのであろう。

 のめり込みすぎると、かえって全体が見えなくなる。鳥の眼のような俯瞰が必要な時がある。

 かって、囲碁の加藤正夫は、ビッグタイトルに挑戦するも、万年2位で、8年の間タイトルをとれなかった。見かねた石田本因坊が、少し遊べばと進言した。その遊びも、肚が座り、度胸がつくような遊びがいい。その後、加藤氏は、タイトルを独占する戦いぶりになったという。

 稀代の勝負師、藤沢秀行棋聖は、家を空けることが多かった。将棋の米永邦夫棋聖も、8年くらいの間、たびたび家を空けることが多かった。奥方が、尊敬する藤沢棋聖に相談するべく尋ねた。

 米永氏の奥方が、主人は一週間のうち5日は家に帰らないんです、というと、藤沢氏の奥方は、うちは3年です、と言ったという。

 ゴルフは、英国で生まれたスポーツで、当然、ジェントルマンシップ、ゴルフ道が要求される。

 リー・トレビノというメキシコのプロゴルファーは、ゴルフ道にあるまじき、賭けゴルフで生計を立てていたという。彼に逸話がある。

 彼は、朝に、「パンを買いに行ってくる」と言って家を出たまま、2年帰らなかった。2年目に突然ドアを開けて、「ただいま」と帰ってきた。

 奥方がにらみつけ聞いた、「パンはどうしたの」

 「お帰りなさい」ではなく、「パンはどうしたの」が、夫婦の機敏さであろうか。。

 老子は、「道(タオ)」を、「上善は水のごとし」と言い、理想的な人間の生き方を、水に例えた。

 「水は方円の器に随う」、水は、しなやかで自在にその姿、形を変える。「雨だれ岩を穿つ」、の如き強さも併せ持つ。道の法則の中に、老子の壮大な宇宙観がある。タオの中核は、「不争の徳」ではなかろうか。

 自分を滅却し、他者や自然と争わず、他者に奉仕をすれば、争いや戦(いくさ)は起きない。

 河島英五さんは、「時代おくれ」の歌詞のなかで「自分のことはあとにする、めだたぬように、はしゃがぬように」と歌った。


 今、中国は、「孔子学院」を世界中に展開している。

 「孔子学院(こうしがくいん)とは、中華人民共和国が諸外国の大学などで「外交関係」を名目にした「統一戦線工作」によって、教育の名を借りて中国共産党の主張を基づいた世論戦宣伝(プロパガンダ)を行う機関」(Wikipedia引用)

 「大道廃れて仁義あり」、老子は、孔子の儒教史観を徹底攻撃した。今、中国が展開する「孔子学院」は、タオの「無為自然」、「不争の徳」の対極にあるからである。

 大自然の秩序を至上の命とする「タオ」は、現在の地球の自然破壊、環境破壊に、警鐘を鳴らし続けてきた。

 人間たちの不遜さが、「足るを知る」を、どこか遠くへ置き去りにしてしまったのかもしれない。

 気候温暖化のため、タンザニアの「キリマンジャロ山」では1万年以上前からの氷河、万年雪が20世紀だけでその8割が氷解し、このままいけばあと15年以内にすべてなくなるという。

 南極、北極の氷河も後退、氷解に歯止めがかからない。このまま続けば、洪水、海面上昇の危機があるという。


 参考図書(shopping by your account)

 

【中古】 「タオ=道」の思想 / 林田 愼之助 / 講談社 [新書]【宅配便出荷】

価格:227円
(2021/4/5 16:10時点)
感想(0件)


 

 

 







nice!(233) 
共通テーマ:日記・雑感

徳を積む [社会]

 皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。



 俗界に暮らす我々凡人が、考えることは、雑念、邪念、虚言、妄想、煩悩等々に取りつかれている。

 しかし、凡人でも、心を入れ替えて、座禅に取り組めば、煩悩を取り払い、心が空っぽになるような修練を積むことができる。「心が空っぽ」ということは、雑念がなくなり、考えることで、隣人を傷つけることがなくなってくる。

 禅の精神に触れ、自己を忘れることである。

 「考えないこと」が、徳を積むことになる。禅のたしなみである。

 上野「全生庵は、江戸城無血開城に関した山岡鉄舟が、幕末・明治維新の際に国事に殉じた人々の菩提を弔うために建立。中曽根康弘氏や安倍晋三氏など歴代首相も参禅することで知られる」、と聞く。


 世界中の個人が皆、俺が、私がを主張すればどうなるか、争いが起き、戦争になる。

 禅の精神に触れることで、私が、俺が、という自己の意識を消去することができるようになる。見返りを求めず、隣人に奉仕をして、徳を積むことができる。

 
 禅寺では、音を立てない、という約束事があります。

 歩き方、食事作法、障子ヤドアの開け閉めが音もなく出来、畳のヘリも踏まずに歩けるようになる。

 所作に優雅なたたずまいが身についてくる。

 我々の生命は、宇宙の生命の賜り物である。それを身ぎれいにすることは、修行の一つである。

 企業の生産性向上のスローガンとして、整理、 整頓、清掃、清潔、作法、躾の6Sがある。

 日本電産では、会社を休まないこと、さらに、3Q6S(Quality Worker, Quality Company, Quality Products)を加える。

 永森重信会長は、一年364.5日出社する。休みは、正月元日の半日だけ家族と談笑する。まさに気迫に満ちた経営者である。

 宇宙からの偉大な生命体に感謝し、身ぎれいに保つことで、生命の細胞が活性化され、心身健康になる。

 常に、”ありがとう”が声に出るようにすれば、宇宙や自然がそれに応えてくれるという。生命が輝き、充実する時であろうか。

 徳を積む、とは、徳も見返りも忘れて、無心に隣人に奉仕をすることではなかろうか。

 囲碁や将棋では、「無心の一手」が勝ちを呼び込むことがある。不断の修行の賜物ではなかろうか。

 故米永棋聖は、さわやかに勝つことを心掛けたという。負けても、参ったではなく、納得のいく負け方から、次の勝負に挑んだという。

 「参ったな」の口癖は、老化が進む。「ありがとう」の 口癖は、生命が輝く。常に、感謝と笑顔を絶やさなければ、命が喜ぶ。

 「喜べば、喜びごとが喜んで、喜び連れて、喜びに来る」、宇宙の生命が、身体の中に満ち溢れて来ます。

 
 

道元「禅」の言葉 (知的生きかた文庫) [ 境野勝悟 ]

価格:628円
(2021/3/6 12:22時点)
感想(13件)



 



nice!(226) 
共通テーマ:日記・雑感

思考の体温、念ずれば花ひらく。 [社会]

皆様方のいつも温かいご支援を感謝いたします。


 my challenger's log 一冊目は、

 こちら

 http://mwainfo.blog.so-net.ne.jp/ 

 より閲覧願います。



 思考には、体温がある、という。

 明日に賭ける前向きの人は、思考の体温が高く、後悔が多い後ろ向きの人は、思考の体温が低い。

 志が高く、大きな夢を持つ人は、思考を含めて人間全体の体温が高い。包容力のある温かみのある、面倒見の良い人である。


 「明日、世界が滅びるとしても
 今日、あなたは リンゴの木を植える」

 開高健 お気に入りの言葉である。まさに体温の高い言葉であろうか。出典のオリジナルは、東欧の詩人、ゲオルグ。


 今日を生きて、明日に賭ける。 (2013-12 投稿記事、一部再掲)

 人生には、間違いなく使命と任務がある筈、大きな志を全うする使命がある筈だと気づいて欲しい。

 そのためには、人生の出来るだけ早い時期、幼少時に、良き師、良き本に巡り合うことだ。

 良き師は、親であり、学校の先生であり、時には、その道の達人、師匠であったりする。

 長いようで、人生は短い。大きな夢と志を抱き、あふれる想いで、自分を、そして人生を信じることが、自らと、社会、そして世界を豊かにする。

 精一杯、今日を生きることから始めよう。

 例えば、一局の将棋には、序盤、中盤、終盤とそれぞれの局面で戦い方が違う。序盤は構想力、中盤は駒の損得、終盤は損得より、王を詰ますスピードが最優先だ。
 
 将棋にも、人生にも戦い方、勝負所がある。 将棋では、乾坤一擲、意表の勝負手を、鬼手という。
   
 勝機と大局を見据え、進むべき方向を誤らないようにしたい。

 「明日、世界が滅びるとしても
 今日、あなたは リンゴの木を植える」

  開高健記念館には、開高健の自筆の、この言葉がある。

 

  明日、地球が滅びるとも、君は今日、林檎の木を植える、とされる。

 開高健は、よほどこの言葉がお気に入りであったようだ。

 生前、頼まれて、レストラン、居酒屋などの色紙・額などに、この言葉を書くことが多かった。「あなた」は、時として、「君」になったという。

 石原慎太郎氏も、機会あるごとに、この言葉のオリジナルを引用する。明日への志を持ち続けるために、と言う。

 開高健記念館に、この言葉の自筆原稿が展示されているのは、この言葉が、開高健その人の生きた証であったのかも知れない。

 我々も、限りある命を超えて、明日に託す祈りを込めたメッセージとして受け止めたい。祈りが受け継がれれば、この言葉は一層輝くに違いない。

 人生には、自分が思ったことしか起きないという。坂村真民氏に「念ずれば花ひらく」の詩がある。

 念ずれば花ひらく

 念ずれば 
 花ひらく
 苦しいとき
 母がいつも口にしていた
 このことばを
 わたしもいつのころからか
 となえるようになった
 そうしてそのたび
 わたしの花がふしぎと
 ひとつひとつ
 ひらいていった

 坂村真民さんは、「念ずれば花ひらく」を、八字、十音の言霊と言った。まさに熱い体温の思考である。

 

 参考
 開高健記念館ホームページ
 http://kaiko.jp/kinenkan/


参考図書


オーパ! (集英社文庫) [ 開高健 ]

価格:1,056円
(2021/2/2 10:37時点)
感想(8件)





念ずれば花ひらく 詩集 [ 坂村真民 ]

価格:1,100円
(2021/2/2 11:27時点)
感想(5件)




nice!(238) 
共通テーマ:日記・雑感
前の5件 | -